2023/12/04
絶対湿度と相対湿度
GOです。
前回ブログで冬の乾燥は危険!をお伝えしました。
空気の乾燥は、
絶対湿度と相対湿度が低いからです。
絶対湿度=空気中に含まれる水蒸気の量(g)
相対湿度=空気中に含まれる水蒸気の割合(%)
相対湿度は空気の温度が高くなるほど低下し、
反対に温度が低くなるほど相対湿度は高くなります。
相対湿度は空気中に含める水蒸気の割合(飽和水蒸気量)が
関係するため、温度変化によって変動します。
絶対温度は空気中に含まれている水蒸気量を表しているため、
飽和水蒸気量や空気の温度は関係ありません。
飽和水蒸気は、空気に入ることができる水蒸気の量には限りがあります。
空気1立方メートル中に入ることができる水蒸気の量をgで表したものです。
飽和水蒸気量は、温度とともに変化します。
たとえば10度の空気1立方メートルには、
最大9.4gまでの水蒸気しか入ることはできませんが、
20度の空気1立方メートルには
最大17.3gまでの水蒸気が入ることができます。
そこで、下のグラフのように、
飽和水蒸気量は
温度と空気1立方メートル中の水蒸気量との関係で表します。
次に
人が快適に感じる絶対湿度は、11g/m3~16g/m3程度です。
絶対湿度が11g/m3以下の環境では乾燥を感じて、
肌荒れやカサつきが起こりやすくなります。
絶対湿度が16g/m3以上になると湿気を感じて、
結露やカビが発生しやすいです。
乾燥や湿気を防いで快適に過ごすには、
絶対湿度11g/m3~16g/m3に調整すると快適に感じます。
(エアコンや加湿器などで)
実は絶対湿度が低いと、
インフルエンザリスクが増加してしまいます。
本日のニュースでは、
インフルエンザ警告レベルと報告されている。
今年も残り僅か、
絶対湿度=空気中に含まれる水蒸気の量(g)は低くなります
インフルエンザ・風邪に気を付けていきましょう。