2022/06/13
石けん水を残さない!
GOです。
皆様は、入浴時の石けん水を
しっかりと流されてるでしょううか?
「やってみる」・「やってない」
これによって浴室のカビ環境が大きく変わります。
カビは空気中に常に存在している。
カビは微生物の一種で真菌と呼ばれ、
空気中に常に存在し、私たちの周りを漂っています。
では、いつも空気中に漂っている真菌が、
どうして目に見えるカビという形に変身するのか。
空気中のカビの菌(胞子)は、
空気中に漂っているうちに物質に付着し、
適当な水分や温度条件が揃うと出芽し始め、
菌糸を伸ばして生育し始めます。
私たちが見ているカビは、
出芽した胞子を見ていることになります。
真菌がカビという目に見える形に変わるためには
次の4つの条件が必要です。
1.適度な温度があること(10~35℃前後)
2.栄養分があること(有機物でホコリ、チリ、あかなども栄養素となる)
3.水分がある(湿気と言う方が適している)
4.酸素があること(呼吸、発酵に必要)
また、二番目の栄養分は、
有機化合物と言われる自然、人工のものを問わず、
すべて物質が栄養素となり、
チリ、ホコリ、あか、石けん水の残りカスなどの物質が
栄養源になってしまいます。
湿度70~99%の状態が
もっとも生育しやすい環境と言えます。
一般的には梅雨時などの湿気が多い時期に
カビの発生が高いことになります。
また、カビは紫外線に弱く、
直射日光が当たる場所ではうまく生育できません。
そのため、カビが発生する場所は
日影やジメジメした北側に多く発生する、
ということになります。
浴室のカビ・・・石けん水を残さない、換気とふき取り
常に高温多湿な浴室はカビの発育には好環境です。
こまめなふき取り、
換気以外には基本的な対策はありません。
特に石けん水はカビの栄養源ですから、
入浴の最後には、壁やドア等にシャワーを掛けて、
入浴中に飛び散った石けん水(シャンプー、トリートメント)などを
しっかりと洗い流しておくことが重要です。
これからの時期は、特に
石けん水を残さない!