2019/12/09
健康は湿度管理から!
GOです。
これから空気が乾燥する季節になってまいりました。
そして風邪やインフルエンザが流行る季節でもあります。
皆様は、室内の湿度管理をされているでしょうか?
そこで、相対湿度について共有いたします。
○○%で表される湿度に「相対」が付きます。
「ある温度における空気中に含むことのできる水蒸気の量の最大値を100」として、
実際に含まれる水蒸気の量の割合を%で表しているため、
温度条件の変化によりその最大値が変わるために「相対」と付いています。
分かりやすくするために相対湿度をレストランに例えてみると…
座席数が20席で来客数が10人のレストランを例にすると、
座席数は空気中に含むことができる水蒸気の最大量、
来客数は実際に空気中の存在する水蒸気に例えられます。
温度と湿度の関係
同一の湿度でも温度により水蒸気の量は異なる
上記の座席数20席で10人のレストランは相対湿度50%ですが、
下記の図の通り40席で来客数20人の場合も湿度50%になります。
同じ湿度50%でも気温により空気中に含まれる水蒸気の量は異なる
空気中に実際に含まれている水蒸気量を来客数に例えていますので、
来客数が倍になっているにも関わらず湿度は同じ50%です。
レストランの座席数(空気中に含むことができる水蒸気の最大量)は、
温度変化により増減します。
ある温度で空気が含むことができる水蒸気の最大量を「飽和水蒸気量」と言います。
この「飽和水蒸気量」をレストランの座席数に例えると
温度が低い場合は、飽和水蒸気量が小さくなるので、
下記の左図のように座席数は少なくなります。
反対に温度が高い場合は、飽和水蒸気量が大きくなり、
下図のように座席数は多くなります。
したがって、湿度50%の値は同じであっても、
温度が高い方がその空気中に含まれる水分量は多いことになります。
寒い時期はオープンテラスの席数を減らし、
暖かい時期には増やすというようにイメージします。
同一の水蒸気量でも温度変化により湿度は変化して
飽和水蒸気量(座席数)は温度に比例して増減するので、
ある一定空間における水蒸気量(来客数)に変化が無い場合でも、
温度の上下に反比例して相対湿度は変化します。
ある一定の密閉された空間において空気中の水蒸気量に変化が無い場合、
温度が低下すると飽和水蒸気量が小さくなるので、相対湿度は上昇します。
密閉空間で空気中の水蒸気量は変化させずに温度を変化させる
上記の例とは反対に、ある一定量の密閉空間で
空気中に含まれる水蒸気の量に変化が無い場合には、
温度が上昇した場合は飽和水蒸気量が増加するので、
相対湿度は低下することになります。
密閉空間で空気中の水蒸気量は変化させずに温度を変化させる
仮に完全密閉容器に湿度計を入れて容器内の温度を変化させた場合、
温度が下がれば湿度は上がり、温度が上がれば湿度は下がることになります。
皆様、相対湿度を理解していただけたでしょうか・・・
家族の健康を守るためにも
この冬は、室内温度を上げ過ぎずに
湿度管理をおこなっいただければと思います。