2019/07/22
「1:29:300の法則」
GOです。
先日、華建築株式会社安全大会を執り行った中で
問題は、線路の枕木のように訪れる。
とお話しさせて頂きました。
皆様は、いかがでしょうか。
問題て次から次へと起きることってないでしょうか。
問題は、小さな問題から大きな問題とあるが・・・
問題は問題ではなく
問題に対する捉え方が
問題なのである。
やはり捉え方て大切ですよね。
そこで、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、
ハインリッヒの法則をお伝えします。
ハインリッヒの法則とは
アメリカのハインリッヒによる労働災害の経験則。
1件の重大災害の裏には、
29件のかすり傷程度の軽災害があり、
さらにその裏にはケガはないがヒヤッとする体験が
300件あるというもので、
その数から「1:29:300」という比率で表わされ、
1、29 、300の数字を取って「1:29:300の法則」とも呼ばれる。
作業中のひやりとする状態をそのままにせず、
不安全な状態や行動を見直し改善することで、
重大災害を未然に防ぐことができるとしている。
HPからこんな例が・・・
日本では、毎年400 名近くもの尊い命が、農作業事故で失われています。
農作業による死亡事故及び重傷事故1件が発生する背景には、軽症事故29 件、
その下にはヒヤリ・ハットの無傷事故が300 件あるといわれています。
農家に直接聞き取り調査をした一部のヒヤリ・ハット事例から農作業事故防止に繋げる。
重大事故原因(内容)
・トラクターで移動中(作業中)の横転・転落
・歩行トラクター(管理機)で後退中の巻き込み、はさまれ。
・コンバイン(ハーベスタ)への腕の巻き込み
・草刈中に目に異物が飛び込み失明
○ 刈払機の事例
集落行事の河川清掃で、川沿いの草刈を行っていた時、
少し遠い下の方の草を刈ろうとしたら、
足が滑って、刈払機で右足の親指の爪を切った。
危うく、大怪我をするところだった。
その他の事例
・共同での草刈作業中、隣の人の跳ねた石が飛んできて足に当たった。
・杉の刈り込み中、破片が飛び散り、顔を負傷した。
・杉の刈り込み中、はしごからバランスを崩し、転落した。
・刈刃が石に当たりキックバックして、弾みで転んだ。
安全対策
☆ 他の人とは、15メートル以上離れて作業する。
☆ 滑っても刃が足に届かないように、肩掛けベルトで固定する。
☆ 作業前に、空き缶や剪定枝等の障害物を取り除く。
☆ 保護メガネ・安全靴・顔面保護具等を着用して作業する。
これは農作業に当てはめたハインリッヒの法則から
行動を見直し改善することで、
重大災害を未然に防ぐといった例です。
私達、建築の世界に置き換えれば
事例から安全対策て山ほどあります。
「1:29:300の法則」
事後対応ではなく事前対応