2016/10/17
現場勉強会!制震ダンパー
GOです。
先日、高宮モデル オリーブで制震ダンパーの現場勉強会を執り行いました。
十代の頃に阪神淡路大震災を経験をされ
2001年から制震の研究をされているM氏にお越し頂き
スタッフと大工さん計12人で今後に生きる勉強会となりました。。
日本は、地震大国であり、
更に台風の通り道、近年では竜巻の多発など気象に翻弄されている。
この土地に住む以上、避けては通れないのが「家の揺れ」に対する備えです。
それらのトラブルを未然に防ぐ(ないしは影響を最小限にとどめる)ためには、3つの方法があります。
「耐震」 「免震」 「制震」
1.耐震
耐震とは、建物を固めて丈夫にすることで揺れださないようにしようという方法です。
骨組みの中に筋交いを入れたり、側面から合板を打ちつけて固めていきます。
その他にも、柱と梁の接合部を固定金物で補強します。
簡易に取り組める方法なので、建築基準法が示す『最低限の基準』も耐震の考え方となっています。
2.免震
免震とは、基礎と土台を間接的につなぐことで、建物が基礎の上で動けるようにしておき、
地盤の揺れを建物に伝えにくくする方法です。
骨組みの中を筋交いや合板でしっかりと固め、基礎と土台の間に免震装置を設置します。
揺れが建物にダイレクトに伝わらないことから家そのものの傷みは少ないが、装置が高価。
土地が広く必要なことも設置が難しい原因となっている。
3.制震
制震とは、建物が揺れだしてもすぐに抑えられるように、
制震材などを利用して、揺れに対するブレーキ力を高める方法です。
骨組みの中に筋交いや合板を設置し、さらに制震装置を設置します。
車の“ブレーキ”による減速と同じように、建物の揺れを抑える“ブレーキ効果”を発揮します。
外壁と内壁との間に「制震ダンパー」を入れ込むことが一般的。
揺れエネルギーを吸収する、「しなり」を活かす家とする。
台風や竜巻などからくる家の揺れが多い日本では活用したい技術。
「耐震」 「免震」 「制震」―単独ではなく組み合わせの家も登場
特に「耐震×制震」の組み合わせが増えている。
高宮モデル オリーブも「耐震×制震」の組み合わせになっている。
制震装置は完全に固定されているわけではなく、揺れに追従することが可能です。
建物を揺らそうとする振動エネルギーは制震材の働きによって消費されます。
このように、地震をはじめとする家の揺れには3つの工法(構法)が有効であることがわかります。
それぞれにメリット・デメリットがありますし、土地や予算との折り合いもとても大事なものです。
揺れに対し、何も考慮しない家に住むわけにはいきません。
家が凶器になることは、決してあってはならないのです。
地震の本当の姿はエネルギーです。
大地震の際、地盤から建物に入るエネルギーは変形と衝撃(応答加速度)を建物自体に与え、
建物内にいる「人」「物」に衝撃を伝えます。 「建物」「人」の被害を軽減するためには、
地震力を力では無くエネルギーとしてとらえ、
その一部分である変形のみを小さくしようとするのではなく、
エネルギーをどのように消費し、減少させるかを考えることがとても重要なことなのです。
最近では法律もこのような考え方を取り入れるようになりました。
「耐震×制震」の組み合わせが増えているが
住まいての方・造りての方
双方がこう言ったことをしっかり理解して
信頼できる制震ダンパー(商品・メーカー)を選びと高い施工力と費用対効果
そして、満足度の臨界点の追求をしなければならない。
私達は、感謝心で
健康・快適・省エネの家
安心・安全の家を追求し続けなければならない。